どうも、こぐまです(´・ω・`)

映画、孤狼の血の公開が5月12日に迫ってきました、予告を見ると私好みの
映画となっているようなので、楽しみなんですが…
今回は楽しみ過ぎて既に発売されている原作を先に観てしまったので、
今度は逆に映画の出来に不安が出てきたという所でしょうか。
まあ、限られた時間の中で物語を完結する必要のある映画だと、原作を
超える事は皆無ですし、せめて及第点は狙って欲しい所です。
原作を読む前は映画の予告を見ると楽しみだったのが、原作を知って
しまうと、その相違点から不安の方が強くなるのは困ったものです。

あらすじ
昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。

俳優陣は概ね満足だが…

俳優陣については映画予告の段階から概ね満足と言った所でしょうか。
主演の役所広司松坂桃李についても原作のイメージに違和感が無く
予告篇を見るだけでも、はまり役であると予測できます。
ただ不安があるとすれば真木よう子の存在でしょうか、これは彼女自身の
演技力に不安があるとか、そういう所ではないんですが、今回の
映画孤狼の血では真木よう子演じる高木里佳子がキーパーソンだという
話です。確かに原作でも高木里佳子は出てきます、しかし原作ではセリフも
ないようなチョイ役で、原作でもとある事件の現場に居た人間では
ありますが、本筋には一切関わってこない人間です。
しかし、その高木里佳子を担当している真木よう子がキャストの3番目に
書かれているという事は、かなり原作から改変された脚本になっている
のだろうと予測されてしまいます。
逆に孤狼の血の原作で事件の本筋とは離れた話にはなりますが、物語の
根幹を担っていた、小料理やの晶子が映画の公式ホームページを見る
限り登場してこないわけです。私は最初キャストを観た時、真木よう子
が、晶子を演じるのかと思っていましたが、まさか高木里佳子という
居ても居なくても大筋に影響が無いようなキャラクターがメインになる
とは思わなかったので心配は尽きないですね。

白石和彌監督作品について

今回、孤狼の血の監督は白石和彌氏(名前が難しすぎて打つのが面倒…)
になりますが、白石監督作品は凶悪、と日本で一番悪い奴らの2本だけ
みた事があります。
二つの作品のうち、凶悪は原作を読んでから劇場版を観る事になった
ので、やはり(´・ω・`)ガッカリ…感が半端なかったので、どうしても
今回の孤狼の血も心配になってしまいますね。
ただ日本で一番悪い奴らについては、原作を知らずにみたので、
概ね楽しめました、綾野剛の演技力が凄かったという所もあるかも
しれませんが…

覚醒剤使用者を演じる、綾野剛

予告篇から見えるのは悪徳刑事物

映画予告篇から見て取れる印象は、所謂悪徳刑事物という感じでしょうか。
原作小説も終盤までその体で物語は進行します、私もそのような物語として
読み進めていましたが、ある種この手の悪徳刑事を扱った物語の中で
最もベターな答えをくれるような物語だったと感じましたね。
暴力団も悪徳刑事も必要悪、そして暴力団の中でもカタギに迷惑をかける
外道を潰せばいい、これはなかなか解り易く、綺麗ごとだけじゃ物事が
解決しない現実の中ではベターな選択だと呼べるのでは?そんな所でしょうか。
小料理や志乃の女将晶子と悪徳刑事大上との関係も、終盤しっかり説明される事に
なりますが、これは読み進めていたら簡単に予測できるんじゃないかなって
感じの話でしたし、予測どうりでした、しかし二人の関係が納得できる
言葉で説明されて居たので、印象は良いです。
最後に明かされる、もう一人の主人公新人刑事の日岡の決断が気持ち
良かったです。小説のタイトルをよく表していると言った所でしょうか、
しかし、日岡の立ち位置、物語の事件にどのような立ち位置臨んで居たのかが、
最後に明かされる事になり、所謂どんでん返しという物ですが、これは予測でき
無かったので、これを知ってから小説を読み返すとまた違った楽しさが
出てくるので2度楽しめる小説という所でしょうか。

まとめ

原作孤狼の血は2015年に出た小説ですが、私は2017年に販売された、
文庫で読みました、いや~ハードカバーの本って高いし買うのに勇気が
いるんですよね…その点文庫や安くて失敗しても安心な価格なので
大変お勧めです。
しかも700円くらいで、かなりの時間楽しませてくれるので、費用対効果の
意味からもお勧めと言えるでしょう。
しかし今回の孤狼の血が面白すぎた為、2018年3月30日に発売された、
続編の凶犬の眼を買ってしまいました、ハードカバーの小説を買うのは
久しぶりですし、カバーが固いから読みにくそうですが、これから
読むのが楽しみです。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

 

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