どうも、こぐまです(・ω・)ノ

天穂のサクナヒメ、クリアしました。
購入前から期待していたゲームではありましたが正直期待以上の出来で
クリアするのが惜しい、もっとこの世界に浸っていたいと思わせるような
素晴らしいゲーム体験でした。

因みにストーリーはクリアとなりましたが、エンドコンテンツとなる天返宮
がクリア後更に深く潜れるようになりますので、まだまだ遊べそうです。

ストーリーの感想

ゲームのストーリーとしては近年の水準だと若干短く感じる所です。
米作りとダンジョン探索の合間に少しづつ進んでいくようになっているので
ゲームのボリューム不足を感じるような事はありませんでしたが、
思い返して見れば短いと思う所でしょう。

しかし、短いながら物語としては様々な要素を含んでいるので満足感は
高いと思います。
当初のギスギスした人間関係から家族として仲良くなっていくまでの展開も
納得のいくもので丁寧な作りです。

またストーリー中に田んぼが火山灰に覆われてしまう話は非常に良かったです。
なにせこのゲームは米作りが第一目的のゲームですから、プレイヤーとしても
一生懸命作った田んぼが火山灰にやられてしまったのは非常にショックな
出来事で、ゲーム内の登場人物とプレイヤーとの感情がリンクしているようで、
感情移入が半端なかったです。

この辺りストーリーは火山大国日本ではニュースでも聞く話ですが、
火山と共に暮らす日本の農家には、その被害から脱するノウハウがあったんだ
な~と今さらながらに思ったしだいです。

火山の被害からの復興には手間も掛かりますが、上記のような経緯から
感動もひとしおですね。

このようにメインストーリーに関して言えばかなり出来が良かったですが、
サブクエストのようなものが少なく、あっても殆どゲーム攻略に必要なものを
作ると言ったようなものしかなく、この辺りのボリュームは正直もっと厚く
してあったなら、更に高評価だったという事でしょうか。

しかし、短いながらもキャラクターのバックグランドを補強するような小話は
かなりの数ちりばめられているので説明不足を感じる事はありません。

そして終盤には熱い展開もしっかり用意されているので、ここまでゲームを
進めた方であればグッとくる展開だと思います。

ゲームとしての感想

私としては米作りを非常に楽しんでやっていた方なので素晴らしいゲーム
だと評価しましたが、この辺りは米作りシミュレーターを楽しめるかどうか
で、このゲームの評価がガラリと変わると思われます。

このゲームジャンルはアクションRPGとなっていますが、比重としては
米作りの方にかなり重きを置いています。
通常のアクションRPGであれば敵を倒して経験値を稼いでゲームを進めて
行くことになりますが、このゲームでは敵を倒すことに食材を手に入れると
いう事以外殆ど意味を持ちません。

唯一プレイヤーであるサクナヒメを強化していく方法は米を美味しく作る
事のみになっているので、ダンジョン探索している最中でも、そろそろ
雑草抜きに行こうか?とか水量調整しに行こうかな?など、それ以外にも
時期によって米農家の如く田んぼの仕事は山盛りですから探索での
アクションパートより米を作る事が重要なので、ここを楽しめない場合
や煩わしいと感じてしまうようならばゲームを評価をかなり落とす事に
なるかもしれません。

そしてアクションについてもかなり操作しやすく技も豊富で楽しいと感じ
ましたが、一方、片方を攻撃している最中に振り返りたいと思っても攻撃中は
逆方向の入力を受け付けないので一旦攻撃を停止しないといけないなど、
多少のやり辛さを感じる事もあったので、慣れで問題なくなる範囲かとも
思いますが、最初は煩わしさを感じるポイントかもしれません。

しかし、アクションパートのロケーションも豊富に用意されているので、
米作りがメインのゲームではありますが、アクションパートはおざなりに
なっておらず、しっかり作り込まれているので、アクション好きにも楽しめ
るようなものになっているのは間違いありません。

また経験値こそ入りませんがアクション好きを満足させるように
エンドコンテンツの天返宮ではひたすら戦う事が出来ますし、ミニゲームの
アブラムシくんなどもあるので遊びごたえはあるでしょうし、クリア後も
サクナヒメを強化する理由にもなります。

まとめ

ここ数年で一番思い出となったゲームです。
単純に面白さで言うならもっと面白いゲームもあったかもしれませんが、
日本人の琴線に触れるようなゲームなのが良かったのかもしれません。

エンディングテーマの田植唄も素晴らしく、いいおっさんですが涙が
出てきました。
この田植唄ゲーム中でも出てきますし、それも良いシーンでしたが他
にもラストダンジョンでのテーマ曲にも田植唄のアレンジが入って
いたりするのが熱くてグッときてしまいました。

私は基本的にハッピーエンドの物語が好きですが、このゲームのように
寂しさが残るような終わり方も余韻が残って味わい深いと思います。

寂しさが残ると言っても、それは出会いと別れみたいな話であって物語自体は
私の好きなハッピーエンドだったので尚更良かったのかもしれませんね。
この感動はぜひゲームをクリアしてエンディングの田植唄を聴いて欲しい所
ですね、民謡って素晴らしいなって思いました。

それでは、次の記事で(・ω・)ノ

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