どうも、こぐまです(´・ω・`)

新型スープラの全容がようやく見えてきました、発売もトヨタ公式で2019年春と
なっているので、もうすぐ発売という事になるでしょう。
ボディもカモフラージュが取れて市販車の状態が見れるようになっています
ので、発売を楽しみにしている方もいるのではないでしょうか。
かくいう私もクルマ好きの一人として、このニュースは以前から楽しみにして
いたものでした。

しかし、登場してみると確かに新型スープラと言われれば、その通りの外観
をしていますが、見れば見るほどこれじゃない感が凄いです。
新型のスポーツカーが国内で販売されるのは素直に嬉しいのですが、
もう少しトヨタ感を出せなかったものかと思ってしまいます。

見た目以外はBMWZ4、スープラではない

確かにフロントマスクを見ると、近年のトヨタらしく派手な外装で80スープラ
を精悍に進化させたような見た目となっています。
そしてリア周りなどもハッチの部分のトランクスポイラーのように跳ね上がった
部分や、フェンダーに向かって丸みあるボリューム感、なにより昔と同様の
書体でSupraと書いてあるので、確かにスープラ感は凄いです。
しかし、斜め前から見た印象は完全にBMWZ4だという印象です。

これはインテリアからも言える事で、確かにトヨタらしい解りやすい高級感の
演出がされているので多少BMW感は薄れていますが、基本的なインテリアの
基調はBMWの水平基調で内装から受ける印象もBM でした。

CARトップより

またトヨタの広報が話している、新型スープラのアピールポイントがそのまま
Z4のアピールポイントを話しているようで、マジでZ4なんだと痛感させられて
しまいます。
そもそも前後重量バランスは50:50とか回頭性どうのという話は、真実だと
しても、それを押すのはどうなんだろうと思います。
クルマとして良い部分なのは解るので、アピールしたい気持ちって言うのも
解るんですが、その辺りBMWの伝統なんで尚更BMWが作っているっていう
のが印象付けられてしまいますからクルマ好きじゃない方にアピールする
ならまだしも、クルマ好きの人間だと「それってBMWじゃん」って
なる気がしませんか?

そして一番悪い印象に感じたのは、トヨタのチーフエンジニアが今回の
スープラを2シーターにした理由で、ピュアスポーツを目指したから
と発言している訳です。
まあ正直に言えないのも解りますが、要はそのままZ4だから2シーター
だと言う事ですよね。
Z3の時代から2シーターオープンですから、それをそのまま使うので
あれば2シーター以外の選択肢が無かったという事でしょう。
今回のスープラは製造もBMWがしますから、4シーターにしようなんて
言ったら「じゃあ自分で作れ」なんて言われそうですからね。

そして極めつけは伝統を継承する直6エンジンを謳っている所でしょう。
これがトヨタ製かヤマハ製であれば、それを謳うのも良いとは思いますが、
BMW製であれば、直6採用は当然だろうと言う話になります。
多くのメーカーが直6に見切りをつけてV型に移行するなか直6を作り
続けているメーカーですから。
これを我々の伝統だと言い切ってしまうのは少し恥ずかしく感じるのですが
どうでしょう。
最近ではメルセデスベンツも直6を採用しているので、クルマ好きとしては
嬉しい状況ですが、今回は微妙な気分です。

CARトップより

性能的には文句なしの性能です。
特にトップグレードでは重量が1.5tと近年のクルマとしてはかなり軽い方で
その上340馬力を発生するのであれば、購入した方を満足させる性能で
あることは間違いないでしょう。
まあBMW が作るのであれば、スペック的にも気持ち良い運転も実現させて
くるでしょう。

まとめ

今回のスープラの構図はトヨタとスバルの兄弟車86・BRZを思い起こさせ
ますね。
提携メーカーに作って貰ったクルマを自社の名前で売るという商売です。
まあ近年スポーツカーはそうそう売れないので、商売としては解るんですが、
クルマ好きとしてはもう少しトヨタの味を出して貰いたかったのも事実です。
考えようによっては日本のメーカーで日本のディーラーで購入できるBMW製の
クルマと考えれば、それ程悪い話ではないのかもしれません。
まあ日本車と同等の考えだとメンテナンスで苦労しそうな印象ですが、その
辺りどうなのかは発売してみないと、なんとも言えないという感じでしょうか。

国内での価格の正式発表はまだのようですが、Z4の兄弟車と考えれば安くは
ないでしょう。
トップグレードのRZは700万円台になる見込みのようですが、直4モデルで
あれば500万台で購入できる見込みのようです。
スープラに乗るなら直6と行きたい所ですが、私のような庶民には手が
届かないクルマになりそうで少々残念です。
700万円台と言えば、2007年の初期型R35 GT-Rが思い出されますが、
近年の自動車の価格を考えればそれも仕方がないでしょう。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

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