どうも、こぐまです(´・ω・`)

今日の映画の感想はオマール・シー主演、あしたは最高のはじまりです。
2016年のフランス制作の映画で、日本での公開は2017年になります。
私としてもようやく観る事が出来たという思いです、本当は去年に
劇場で観たかったのですが公開していた劇場が近所ではなくて車で一時間半
程の所での公開だったので他の映画を優先してしまった事もあって断念
してしまいました。
今回観る事ができたので良かったですが、映画の出来が良かったので、
劇場で観ればよかったなと思いました。

あらすじ

プレイボーイのサミュエル(オマール・シー)は、南フランスのコートダジュールで、毎日を楽しんでいた。ある日、彼の前にかつて関係を持ったクリスティン(クレマンス・ポエジー)が突然姿を現し、生後数か月の赤ん坊グロリアはサミュエルの実の娘だと爆弾発言。クリスティンは、娘を置いて行方をくらましてしまい……。

どんな映画か?

映画としてのジャンルはコメディドラマという事ですが、実にドラマ性の
強い映画となっていました。
もちろんオマール・シーの軽快なトークのおかげでコメディ映画としても
期待を裏切らないできでした。
この映画は突然赤ん坊を押し付けられた無責任で自堕落、奔放な男の一人の
人間としての成長物語の側面も強く出ていて、子供を必死に育てて行くなかで
父親としての愛情が生まれていく様や親子の成長過程が解り易く表現されて
います。

娘を置き去りにした母親を追いかけてロンドンまで行きますが、仕事を放り投げて
向かったので職まで失ってしまいます。
どん底の状況から現地で知り合ったゲイで映像会社のプロデューサー、ベルニー
から仕事を斡旋してもらい二人で育てて行く様子が、かなり駆け足で進むので
まあ映画のラストまで持ってくには時間の関係もあるのでしょうけど、
もう少し丁寧に描いて欲しかったという希望もあります。

ただそこに説明不足は無く映像から解るようになっているのは良かったです。
ただ一つ肝心の母親がなぜ娘を置いて逃げたのか、そこの詳細は語られなかった
のはネガティブなポイントかと思います。
ただ話の本筋は娘が成長して、8年後に母親が現れてからになるので映画として
描きたかった部分はその辺りなのでしょう。

ちなみに母親役のクリスティンはハリーポッターにも出演していた、
クレマンス・ポエジーが演じています。
まあハリーポッターではチョイ役って感じだったので、観たことあるような
気がするけど誰だったかなって感じでした。
しかし母親役のクリスティンにはなかなか共感も持てないキャラクターでしたね。
8年も行方を眩ませていたくせに親権を要求してくるような展開になりますから、
まあこの手の物語だとそうなるだろうと予測はしていました、予告編でも
それを示唆するシーンがありましたから。
ですが物語の展開はよくある親子の親権争いとは違った展開となりますから、
この手の物語を見慣れている人にも新鮮なのではないかと思います。
しかし子供を置いて逃げるような輩に共感する事なんて無理でしょうし
実際クリスティンが8年後に起こす行動を見れば、だれもが反感を持つ
のではないでしょうか。

まとめ

若干雑な作りだと思える部分もありましたが、それを補って余りある
オマール・シーの演技がよかったです。
いろいろ伏線が張られているのですが、若干説明不足だと感じる
ポイントがあるのも事実です。
ただ映像や言葉の端はしから想像できるように作られているので、
映画を観た後になんのこっちゃ解らんという状況にはならないでしょう。
常に子供の事を思い懸命に生きる父親の姿には心を打たれる事は
間違いない作品だと思います。
そして子育ては一人では出来ませんからもう一人の親役ゲイの
ベルニーの存在が大きいですね。彼がラスト付近で母親クリスティンに
告げる言葉がすべてだと解ります。
映画の原題は(Demain Tout Commence=明日は新しい一日)ですが、
物語としてはこちらの方が表現できていると思います。
わざわざ日本用のタイトルを用意する必要もなかったとも感じますが
日本用のタイトルも悪くないですね。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

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