どうも、こぐまです(´・ω・`)

クリード 炎の宿敵観てきました、今回は予習も前日にバッチリしたので、新鮮な
記憶のまま新作を観ることができました。
サブタイトルからも解る通りロッキー4 炎の友情を観ていると最高に楽しめる話
です。
ですが今回予習したのは、ロッキー・ザ・ファイナルと前作のクリード チャンプ
を継ぐ男だけです。
というのもロッキー4に関しては、中学生頃テレビ放送されたものを録画して
何十回も繰り返し観ているので、記憶に焼き付いていますから今更予習の必要
は全く無いという形になります。

このクリードという映画はロッキーシリーズのスピンオフという事になって
いますが、過去作への愛に溢れている映画です。
前作のクリード1作目の時も感じたものですが、一見ロッキーシリーズの
焼き直しのような展開ながら随所に新しさを感じさせ、そして往年のファン
も納得させるような過去作へのリスペクトが溢れています。
スピンオフと言いながらも新作のロッキーのようにも感じるし、クリード
としてどんどん新作を作ってほしいという気持ちにもなる期待感のある
作品となっていました。

ファンならニヤリとする演出

今回の映画はクリード単体としても、良い出来の映画でしたが、もちろん過去の
ロッキーシリーズを観ていたら、更に楽しめるであろう部分も多々あり、
ファンならより楽しめるでしょう。
今作では言わずとしれているかと思いますが、ドラゴの息子とアポロの息子の
アドニス・クリードが闘う事になりますが、ドラゴの息子が親よりも更に怪物
じみたボクサーとして描かれていて、体つきも当時のドルフ・ラングレンより
ムキムキなので迫力がありました。
ロッキー4はシリーズの中でもかなり好きだったのですが、ドラゴの化物の
ような強さの敵と闘う所が魅力でしたから、今回もそれが再現されています。

そして当時のドラゴはあまり感情表現の無かったキャラクターでしたが、
今回はドラゴ親子の感情がよく解るようになっているので、キャラクター
としての魅力も今回の方が好印象です。
またドラゴと言えば美人の妻が居たわけですが(ブリジット・ニールセン)
今回もちゃんと出てきます。
ただ知っている方も居るかとは思いますが、現在のブリジット・ニールセンは
美女とは言いづらいエキセントリックなおばちゃんになってしまったので、
クリード出演に合わせて美女として(メイク等で)登場するかと思いきや
安定のおばちゃんとして登場したので、ちょっとガッカリしました。
ただ役柄としては過去作同様のクズっぷりを見せてくれましたので、安心?
という所でしょう。

クリードシリーズになってもエイドリアンやポーリーの墓の前で椅子に座る
ロッキーなど過去作のキャラクターを大事にする所など、かなり丁寧な作り
方となっています。
リング上でロッキーとドラゴが向き合う所などもファンサービスの一貫
でしょう。

映画として

映画としては王道の展開なので、観ていて安心感があります。
過去作を知っているからこそ、ハラハラさせられる展開などもあり飽きさせま
せん。
過去作でドラゴに殺されたアポロ同様、息子のアドニスもヤバイって思わせる
瞬間がありますが、王道展開で解っていても感情移入してしまう作りはドラマ
としても良い作りです。
この辺りの展開は初見やクリードからシリーズに入ってきた方にとっても見応え
のあるものでしょう。

そしてボクシング映画としても前作からも感じましたが、よりリアリティある
方向で作られています。
私自信ボクシングファンなのでよくボクシング中継は国内国外問わず、よく
見ますが、過去のロッキーシリーズはボクシングとしては大味でボクシング
ファンだと失笑してしまうような戦いでしたが、(私はそこも好きだが…)
この辺り前作からより本物のボクシングに近い作りになっているので
ファンならずとも楽しめる映画となっているでしょう。

ロッキーシリーズのドラマの部分はアドニスの恋人関連の話や家族、
ロッキーとの絆の話など、かなり濃い話となっているので、映画単体と
しての作りは非常に凝っています。
この辺りは非常に私を満足させてくれまして、国内用サブタイトルの炎の宿敵
など付けて、過去作とのロッキー4との関連を匂わせなくても、十分原題どうり
のクリード2としても評価が高い作品です。

まとめ

クリード単体としても十分楽しめるという話をしましたが、
それでも過去作との関連した話や展開が出てくると、やっぱり嬉しい
ものです。
前作でもアポロをリスペクトしたであろうロッキー3のラストの真相や
今作でもドラゴと闘う前のアドニスがやる原始的な練習とかはロッキー4
を思い起こさせるものだったので、やはりその展開はファンであればニヤリ
としてしまうような展開でしょう。

スピンオフという位置づけであるならば、アポロの宿敵を倒したと
いう事で今作で終わりという考えもあるのかもしれませんが、
私は是非とも続きが見たいと感じました。
アドニス役の主演マイケル・B・ジョーダンは魅力的ですし、
単体として十分魅せられるキャラクターでしょう。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

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