どうも、こぐまです(´・ω・`)
IT THE END それが見えたら終わり(笑)観てきました。
言わずもがなスティーブン・キング原作のITリメイク版の
続編となります。
前作2017年版のリメイク作 IT chapter one が最高の
リメイクだった為、非常に楽しみにしていましたが、
今回の続編chapter two はテレビ版IT 前、後篇のうち
評価が悪い後篇に当るパートのリメイクとなる訳で、
多少不安もありました。
しかし、観終わってみると今回も最高のリメイクで、
テレビシリーズを踏襲しながらも、上演時間がテレビ版より
長大になった事によるキャラクターの深堀や恐怖演出も含め
不安を払拭するものとなっていました。
あらすじ
デリーという田舎町に出没し子供たちの命を奪っていた正体不明のペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)を、ビルやベバリーらルーザーズ・クラブのメンバーたちが撃退してから27年後。再びデリーで不可解な連続児童失踪事件が起き、クラブのメンバーにデリーへ帰ってくるように促すメッセージが届く。そしてビル(ジェームズ・マカヴォイ)たちは、デリーに集結し久々に顔を合わせる。
シネマトゥデイ
IT Chapter two だけでテレビシリーズと同等の上映時間
今回の後篇のリメイクですが、テレビ版の前後篇でも3時間と
長い映像作品でした。
しかし、今回のChapter two は上映時間も2時間40分程で、
予告編諸々含めれば3時間は座りっぱなしの長編です。
まぁそもそも原作がかなりの長編作品ですから、今回のリメイクの
前後合わせて、5時間程の作品とした方がより原作に忠実に出来るの
でしょう。(まぁ原作読んだこと無いんですが…)
実際、前作も今作もキャラクター一人々に焦点が当たってより
キャラの背景が解るものとなっていましたから、単なるホラー映画
で終わっていない所が良かったです。
これだけ長いとダレそうと思う方も居るかと思いますが、
実際の体感は非常に短く感じました、無駄が少ないと言えば良い
でしょうか?
常に物語が前へ動いている感覚があるので、上映時間の割に
飽きずに観る事が出来るでしょう。
ホラー映画としては
ホラー映画としては驚かす系で、ホラー映画のお約束どうりに
驚かしてきます。
ストレートに驚かせるものもあれば、一旦安心させておいて
直後驚かせてくるなど様々です。
特に捻りはないですし、目を背けるようなグロ要素なんかも
ないですから、ホラー系が苦手な方でも見やすい映画だと
思いますが、前作と同様にペニーワイズの動きの迫力がかなり
あるので、来るぞ来るぞと身構えてもかなりビックリすると思います。
グロ要素はないと言いましたが、しかし過去のテレビ版と
比べれば現代の映画ですから、一歩踏み込んだ形になって
います。
前作の主人公ビルの弟ジョージが喰われる時も腕が捥がれて
いましたし、今回もそれと同レベルのグロはありますが、
許容範囲内と言えるでしょう。
テレビ版のラストで評価を落とした特撮映像は?
テレビ版 IT で最も評価を落としたのはペニーワイズの
正体がスーパーチープな蜘蛛型モンスターだったという
所なんじゃないでしょうか。
世界中の子供たちをピエロ恐怖症にしたであろう不気味な姿が
実際には超絶チープなモンスターではガッカリです。
テレビシリーズ版ではラスト大人4人掛かりで蜘蛛型モンスターを
押し倒してリンチにして おしまい という形だったので、当時
レンタルして観た時は子供ながらに「なんだこれ?」
という感想しか沸かなかった訳ですが…
安心してください現在は2019年です!
蜘蛛型モンスターのような形態も出てくるには出てきますが、
流石にかなりの大迫力で、少なくとも人間が転がせるような
サイズではありませんし、転ばして腹を殴りまくって終了なんて
陳腐な終わり方ではありません。
ペニーワイズといえば様々な幻覚攻撃をしてきますが、今作では
モンスター形態になってからもガンガンしかけてきます。
ここで上映時間が長くなった事が生きてきますが、キャラクターの
背景を丁寧に描いている事で、ラストでのベンとベバリーの
ストーリーが非常によく出来ていてホラー映画とは思えないくらい
感動的な物となっていました。(前作を見た方なら、この辺りの
ストーリーは必見だと思います)
テレビ版でがっかりした方も今回のペニーワイズなら納得
出来るのではないか?という出来にはなっていると思います。
まとめ
非常に良く出来たリメイクでした。
今回のChapter two 前作同様非常に満足と言えるでしょう。
一応大筋の流れはテレビ版を踏襲している形となっているので
見たことある方は、その違いも楽しめますし、キャラクター
それぞれのトラウマというかバックストーリーも追加されて
いるものもあればテレビ版をより深堀したような形のもあり
様々楽しめます。
ラストも実に気持ちの良いハッピーエンドで主人公達は
大人ですが、子供の頃の姿やその大人になって成長した
姿と新しい人生の出発のようなものが観れるので、実に
清々しい印象のエピローグです。
原作がスティーブン・キングですからスタンドバイミーの
ようなテイストも感じたラストでしたね。
そしてそのラストシーンではテレビ版でよく解らなかった、
スタンリーの死の真相が解るので謎が解けたような思い
です。
原作を読んでないので解りませんが、これは原作どうり
なのか気になる所です。
そういえば映画冒頭でゲイのカップルを襲撃した奴らが
いましたが、今でも田舎だとそういう事あるんですかね?
映画では襲撃した連中はそれっきり出てきませんでしたが、
ホラーだとあの手の連中は殺されるのかと思いきや、襲撃
されたゲイが川に落とされて死にそうになっている所を
助けたのがペニーワイズで、助けたついでに殺されるという
散々な役回りだったので哀れを誘う映像でしたね。
あと前作の感想でも言った事なんですが、日本版用の
サブタイトル酷過ぎると思いません?
日本版用のサブタイトルすべてが悪い物だとは言いませんが、
ITのリメイク版に関しては一言酷いとしか言えません。
逆に日本版のタイトルやサブタイトルの方が映画を良く
表しているのもあり、海外版のタイトルをそのまま使おう
なんて言うつもりは全くないんですが 「それが見えたら終わり」
とかダサ過ぎないですか?
因みに海外の映画ファンなんかも日本版用のタイトルの存在を知って
そっちの方がいいねなんて声上がる事もあるようなので良し悪しある
ので今作のタイトルがどういう評価になるのか知りたいものです。
それでは、次の記事で(´・ω・`)