どうも、こぐまです(´・ω・`)
オリエント急行殺人事件観てきました。
劇場の予告編で暫らく前から、煽られてきた映画がようやく公開され、
さっそく観てきましたが、キャッチコピーの(この列車には、名優たちが必要だった)
その通り素晴らしい演技を堪能できました。オリエント急行殺人事件は現地では
一か月前に公開されていますが、批評家の評価が余り高くなく心配でしたが
杞憂だったようです。
名優達の演技はどれも印象的でしたが、作品としての纏まりは良く出来ていて、
豪華キャストが居るのを忘れてしまうくらい、映画に集中できました。
原作もアガサ・クリスティ原作でミステリー好きとしては見た事は無くとも
一度は聞いたことのある作品なのではないでしょうか。
オリエント急行殺人事件は1974年にも一度映画化されていますが、その時も
今回と同様名優たちの共演となりましたので、キャッチコピーどうり
やはり必要だったのでしょう。
あらすじ
1974年にも映画化されたアガサ・クリスティの名作ミステリーをケネス・ブラナーの製作・監督・主演、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファーら豪華キャストの共演で新たに映画化。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェットが刺殺された。教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外は共通点のない乗客たちと車掌をあわせた13人が、殺人事件の容疑者となってしまう。そして、この列車に乗り合わせていた世界一の探偵エルキュール・ポアロは、列車内という動く密室で起こった事件の解決に挑む。主人公の名探偵ポアロ役をブラナー、事件の被害者ラチェット役をデップ、未亡人役をファイファーが演じるほか、教授役にウィレム・デフォー、家庭教師役にデイジー・リドリー、公爵夫人役にジュディ・デンチ、宣教師役にペネロペ・クルスが配されている。
今回のオリエント急行殺人事件では原作にもなかったオリジナル要素もあり原作を
すでに知っている方に向けてもお勧めできる物になっています。今ニュースで
話題になっているのでタイムリーだと思いましたが、アメリカのトランプ大統領が
エルサレムをイスラエルの首都だと認定する見通しというニュースを見た後に映画を
観たので、映画の冒頭にエルサレムの嘆きの壁が出てきますが、ここにトランプ大統領が
訪問したのかと余計な事が頭によぎりました(;´Д`)
映画の冒頭オリジナル要素として、映画の主人公エルキュール・ポアロがここで事件を
華麗に解決します。小さな窃盗事件ですが、この事件のおかげでメインの
オリエント急行での事件がかなりの難事件である事がさらに印象付けられる結果となり
オリジナル要素としてはありなのではないでしょうか。
他にも列車外でのシーンや駅での乗客のやりとりなど、原作の雰囲気は壊さず
原作の世界観をそのままに映像が追加されているのが楽しめますね。
また主演であり監督でもあるケネス・ブラナー、監督としては他にはマイティ・ソーしか
観たことがなく、まったく違うジャンルの為少々不安でしが、結果多才な監督だというのが
理解できましたね。ジョニー・デップやミシェル・ファイファーの演技は文句なく
素晴らしいものでしたが、ジュディ・デンチの口数は少なくとも圧倒的存在感があり
楽しませて貰いました。
ただ良くも悪くも探偵物の王道である為、特別の目新しさはなく、この辺りが
批評家の評判が良くなかった所だと思いますが、この手のミステリーが好きなので
あれば王道故に妙な脚色もなく、安心して観ていられるでしょう。また現代の映画
らしく映像美もよくできていて、劇中でもアメリカの禁酒法の話が出るなど
1930年代当時の雰囲気と堪能することができます。
物語の真相も刑事物では出来ない、探偵だからこその結末で人によっては
賛否もあると思いますが、私は概ね満足な終わり方ですね。
私もミステリーは好きなジャンルなので色々観てきましたが、涙がこぼれる物は
そう多くないと思われるジャンルなので、今回のリメイクは成功だと思います。
ミステリーの女王アガサ・クリスティの作品を現代のオールスターキャストで
観る事が出来るのは幸福な時間でして、監督のケネス・ブラナーの言葉で
「一流のストーリーは何度も伝える価値がある」まったくその通りの出来でした。
映画を見前には批評を観てから行くことが多い私ですが、映画によって
確かにとうなずく駄作もあれば自分にとっては良い場合もありますが、
今回も良い意味で裏切られました。
それでは、次の記事で(´・ω・`)