どうも、こぐまです(´・ω・`)

探偵はBARにいる3見てきました、私はあまり邦画を見に行くことが
無いのですが先月観に行った映画の予告編で、この映画を観て興味が
湧いたというしだいです。
ただ3ともなると、今まで観ていなかったシリーズなので話が解らないかも
と思い、今回はしっかり前2作を予習してから行きました。
しかし前作の2を観た時点で解りましたが、この探偵はBARにいる
シリーズは特別予習のいらない、途中からでも話についていけるように
作られた一話完結形なので、これから観る方は予備知識なくとも問題ないでしょう。

登場人物の中には初回作から3まで、通しで出てくる人間もいるので、
その辺りの関係性を知っていれば、さらに楽しめますが知らずとも話に
支障はないと思われます、主人公として私立探偵と北海道大学勤務の助手が
居て助手が空手の有段者である、そして物語の舞台が北海道札幌市すすきの
である、これが解っているだけで十分楽しめると思うのでシリーズ未経験者
でも楽しい、間口の広い映画という印象ですね。

あらすじ
はじまりはありふれた人探し…のハズだった。【失踪した女子大生】 その裏で見え隠れするのはひとつの殺人事件。調査を進める中で浮かび上がったのは、モデルクラブの【美人オーナー】マリと、【冷酷非道な裏社会の住人】北城。卑劣な罠が、次々と探偵と高田に襲い掛かる。やがて起こるもう一つの殺人事件、高田の敗北、巨額の薬物取引、巧妙なハニートラップ、裏切りに次ぐ裏切り。事態はただならぬ様相を呈し始めていた。そしてマリは、自ら裏社会をも欺き、2人の前にやってくる。

この探偵はBARにいるシリーズですが、私がこれまで見てきた探偵物とは
かなり毛色の違う作品だと感じました。私は映画に限らず、TVドラマでも刑事物や
探偵ものが、かなり好きな方だと思っていますが、そのどれとも違う色を見せてくれます
今まで見てきた探偵と言えばシャーロック・ホームズや金田一耕助、アニメでは
名探偵コナンというのもありますね。
それらのシリーズではどの探偵も警察も解決できない事件を解決してしまう
素晴らしい洞察力の人物として表現されていますが、それ自体は文句無く楽しめて
いますが、リアリティには欠けると思う事もあります。
映画に特別リアリティを求める事は私は無いですが、実際にはこうは上手く
いかないだろうとも考えます。

この探偵はBARにいるシリーズもコメディありな作品で特別リアリティを求めているとは
思いませんが、物語の真相に辿り着くまでの経緯など探偵一個人の力で出来る事と
出来ない事の線引きが、しっかり敷かれていて探偵が万能でなく、泥臭く
物語の真相に辿り着く姿に現実感があり納得できる物語になっていると感じます。

この作品もすすきのという歓楽街の仲間である街の住人に聞き込みや、
記者との情報交換、ヤクザとの交友関係など探偵物に必要な要素は毎回十分
盛り込まれていて、ハードボイルド感は十分感じられます。
ただ余り重い映画では無く、というか暴力的な場面でも思わず笑いが出て
しまうような、気軽に観ることが出来る映画として作られていて、終始
笑ってしまうような娯楽映画として作られていると感じます。
それでも根底にあるのは歓楽街に生きる人間たちの闇だったり、絶望感だったり
それぞれ街の人間が抱えている普段見せないものが垣間見える作りで
大人でも十分観られる作品でした。

今回の探偵はBARにいる3は過去2作品と比べても、主観ですが最高の出来だと
思います。冒頭の些細な人探しから、大きな事件に巻き込まれる流も巧みですし
巻き込まれた事件も過去最高に危険なものです。
そして人間ドラマとしても深く、映画のキャッチコピーである
命を燃やすものはあるか?という言葉の意味が解るとき。
だれが、何に対して命を燃やしたか理解した時、この映画の深さを感じました。
シリーズでも一番勧められる映画でしたので、多くの人に観て頂きたいです。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

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