どうも、こぐまです(´・ω・｀)
何か見たい映画を選ぶとき、私を含め多くの人は劇場の予告編やTVCMでは
ないでしょうか、それ以外にも好きな俳優が出演していれば、それも
選択の対象になると思います。今回はジェイク・ギレンホールが主演している
という事で見る事になった映画の感想です。
エンド・オブ・ウォッチ
あらすじ
”ロサンゼルスの一角に位置する重犯罪多発地区サウス･セントラル。この地区を担当する巡査、テイラーとザヴァラは、区内でも屈指の犯罪検挙率を誇る警官コンビ。日課のパトロール中、通報を受けて踏み込んだ一軒家で、二人は見てはならないメキシコ麻薬カルテルの秘密に触れてしまう。本国の組織からテイラーとザヴァラの密殺指令が出され、ついに二人は待ち伏せしていたメキシカン･ギャングたちに急襲される。嵐のように降り注ぐ銃弾をかいくぐり、警官コンビは決死の反撃を開始するのだが。
この映画の内容としてはあらすじが、すべて説明してしまっている感が
あるのですがエンド・オブ・ウォッチの魅力は、圧倒的なノンフィクション感
だと思います。
現場の制服警官が直面している危険な仕事をリアルに表現している所こそ、
この映画の一番の魅力だと思います。
主演のジェイグ・ギレンホールが演じるブライアン・テイラーが仕事や
プライベートをビデオカメラで撮影していて全編通して、そのカメラ映像を
を中心に物語を追っていく形になるので、まさに警察官の生の映像を
見ているかのような、緊迫感が伝わってくる映画になっています。
視聴者はブライアン・テイラーの生活を通じて、その相棒や仲間の警察官、
家族に感情移入しやすくなり、物語にどんどん引き込まれていきます。
仲間の警官の中には仕事中に録画をしている事を、仕事中にふざけていると
嫌ってくる所もリアルで、ブライアンの自信家で軽薄な感じを視聴者に
与えてくる所も上手な演出ですね。
エンド・オブ・ウォッチという映画の主人公ではあるブライアンですが
あくまでリアルな警官を映す映画である為、物語の中ではただの一巡査です。
つまり大きな事件には関われない訳です。劇中たびたび殺人事件や
大きな麻薬関連の現場に、一番で踏み込む事になりますが、
そのたび殺人課の刑事やFBIなどに邪魔扱いされ苦労の割に報われない
というのを、視聴者も一緒にカメラで緊迫感を持って追いかけている為、
歯痒い思いをする事になります。TVに報道されるような
大きな事件を発見しながら、捜査権が無いため蚊帳の外に置かれる気分は主人公と
同じような気持ちを味わう事になるでしょう。
ですが現場の警官である為、真っ先に事件を発見してしまう事から、
ギャングなどには恨まれてしまいます。なんとも難しい立場という所でしょうか。
この映画を見ているとアメリカの銃規制というのがどれだけ難しいかが良く
解るように思えます。拳銃はもちろん自動小銃を持ち出してくるような、
話の通じない無法者相手に、丸腰で立ち向かえというのは不可能な話でしょう。
日本にいるとアメリカの事件は余程大きくなければ報道されないですが、
聞こえてくる事件といえば、無差別乱射事件や、警官による銃発砲事件だったり
します。無差別乱射はともかく、警官による発砲事件は良し悪しの判断が
難しい事件でしょう、この映画でも警官による銃での殺害を殺人は殺人、
正当でなければ処罰するという言葉があり、リアルな映画だと感じますね。
エンド・オブ・ウォッチ ぜひ最後まで見てほしい映画ですね。
タイトルが警察用語でネタバレになりそうなスラングがある言葉なので
意味の解らない人は映画を見終わるまで調べない事をお勧めします。
それでは次の記事で(´・ω・｀)
