どうも、こぐまです(´・ω・`)

メルセデス・ベンツから新型のSクラス・S450が発表されましたね。
しかし私の興味はSクラスそのものではなく、その新型のエンジンに
直列6気筒「M256」が搭載されるというニュースでした。
メルセデスは早々に時代の流れか1997年には直6からV型6気筒へと
シフトしていました。
この流れは当然、日本でも起こっていて2000年代の始め頃には直6の
姿が消えていくことになりました。
例えば日産のスカイラインGT-Rに搭載されていた、RB26DETTは2002年に
R34GT-Rと共に終わりを迎え、トヨタのスープラに搭載で有名な2JZ-GTEは
2004年のアリストまでで終わりました、そして1JZ-GEをマークⅡブリット用
として2006年で日本の直6エンジンも時代の流れでV6化した訳ですね。
BMWは直6にこだわり続けシルキーシックスと呼ばれるレスポンスも滑らかな
直6エンジンを作り続けていますが、20年前に一旦廃止した直6をメルセデス・
ベンツが作るというニュースを聞いたとき、今更懐古主義かな?なんて
考えてしまいましたが、そうではないようです。

新テクノロジー満載の直6のようです

ニュースをみた時には今更なんて思いましたが、当然そのような懐古主義的
考えで世界的企業が自動車を制作するわけもなく、この新エンジンも合理化、
コストダウン等考えて生まれたもののようです。
恐らくは現在の主流であるダウンサイジングの為6気筒エンジンから4気筒の
ターボエンジンへとシフトしつつあるので、直6エンジンであれば直4エンジンと
生産ラインの共有など様々なコストダウン対策がなされる為でしょう。
そして肝心の性能としては面白い機能がテンコ盛りの新世代エンジンと
呼べるのではないでしょうか。
まずは日本の三菱電機が開発した48Vハイブリッド車向けの、エンジン出力
軸直結型のISGシステムが搭載されるようです、所謂マイルドハイブリットと
いうやつですね、これはエンジンスタート時のスターターの役割からアイドル
ストップからの再始動、加速時にはモーターアシストが得られるようです。
しかもこのエンジンには電動スーパーチャージャーとターボチャージャーが
搭載されるという盛りっぷりで、低回転域ではモーターとスーパーチャージャー
で加速アシストし、過給圧が高まる頃にはターボが効いてくるというい夢の
システムのようです。
国内でも2Lターボなど馬力で見れば、かなりのハイパワーな車はたくさん
ありますが、ターボの宿命か低回転域などターボが効くまで、かったるい
レスポンスの車も多くありました、これはターボの弱点を補うという意味でも
排気量を3Lに落とすというダウンサイジングのトルク不足という弱点も
最新技術で補おうという形なのでしょう。それに3Lのダウンサイジングエンジン
で367馬力でれば文句も出ない事でしょう。
因みにM256の統括シニアマネージャーを務めるのは、F1エンジンの開発に
携わったDr.ラルフ・ヴェッラーという技術者です。これを聴くだけでも
ワクワクできるエンジンなのではないでしょうか。

他車種への搭載も

もちろんこのエンジンはS450への搭載だけではなく他の車種へも当然
使われます。今年の2018年の夏頃には日本に導入されるという、
元祖4ドアクーペのCLSにもM256が乗るようです。

現在世界的にも需要のある4ドアクーペの先駆けとなるCLSも新型となり
2011年から2代目が販売されているから、もう7年くらいでしょうかCLSも
3代目になるようです。
メルセデスAMGからも出るようで、CLS53、では435馬力を発生するようです。
0-100km/h加速=4.5秒ですから、かなりの大柄ボディとなるCLSでも
鈍い車にはならないでしょうね。
まあ日本の道路事情だとオーバースペックだとも言えますが、パワーに
余裕がある方が安全運転にも心にゆとりが生まれ有利です。

まとめ

テクノロジーの進歩は目覚ましいですね、一度は撤廃された直6が
新しい技術と共に復活してくるのは楽しみです。
現在日本では直6エンジンを開発してないので、乗りたいなら
BMWか今後販売されるベンツなど選択肢が限られているわけですが、
現在日産のスカイラインにダイムラーのエンジンが供給されているように
回りまわって日本車で直6エンジンを楽しめる時が来るかもしれないですね。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

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