どうも、こぐまです(´・ω・`)

ジェニファー・ローレンス主演のレッド・スパローを観てきました。
事前情報をまったく入れずに映画の予告編だけ見て、観に行くことを
決めた映画なんであまり期待せずに観てきましたが、予想を裏切る
面白さで嬉しい誤算でした。
この手の諜報員を題材にした映画ではブリジット・フォンダ主演の
アサシン(フランス映画のニキータのリメイク)を想像してしまい
そのような映画かと勝手に考えていましたが、あれほど解りやすい
映画でも無いようです。
映画視聴中もこうなるだろうと、いくつも予想をしては裏切られる
展開で上映時間2時間35分とかなり長めなのに、長いと感じさられる
事もなく観る事ができました、この手の重い話の映画だと小難しい
話が多いので中弛みや眠くなる事もあるのですが、この映画では
飽きさせられる事もも無くテンポも良く観れたのは好印象でした。
ですが、上映時間が長い事は間違いないのでカフェインなど利尿作用を
含んだドリンク等を飲みながら観ていたら席を立たなければならない
かもしれないので、注意が必要でしょう。

あらすじ
事故によってバレリーナの道を諦めたドミニカ(ジェニファー・ローレンス)。母親をめぐるやむを得ない事情から、彼女はロシア政府直属の諜報(ちょうほう)機関の一員になる。美貌を生かした誘惑や心理操作で情報を入手する「スパロー」と呼ばれるスパイとして育成された彼女は、瞬く間に才能を発揮する。そして新たなミッションとして、ロシアの機密事項を探るCIA捜査官ナッシュ(ジョエル・エドガートン)への接近を命じられるが……。

どんな映画か?

予告篇やあらすじを観れば一目瞭然ですが、ジェニファー・ローレンスが
演じる主人公ドミニカがロシア政府の諜報員として活動するのが映画の
主な内容です。その諜報員の中でもスパローと呼ばれるハニートラップなど
を仕掛ける諜報員となります。
しかし、この手の話だと主人公の生い立ちが社会のどん底だったり、孤児
だったりと、そのような話が多いなか、将来有望なバレリーナというのは
面白かったです。
冒頭のバレエの部分はジェニファー・ローレンス本人がやっているのかどうか
解りませんが、見応えがありましたね。

しかし、公演中に足を骨折してしまい、バレエを続けられなくなってしまうと
いう形で話が進みます。この骨折にも裏があったりするんですが…
因みにドミニカには病気の母が居て治療にはお金が必要なんですが、バレエを
出来なくなると劇団から追い出されアパートにも居られず母の病気の治療も
出来なくなります。
そんな状況で助け舟をだしてくれるのが叔父なんですが、この叔父がロシア
対外情報庁の高官はわけです。所謂KGBの対外諜報を担当していた機関の
後継機関という事でヤバイやつらなのは間違いないでしょう。
仕事をすれば母を助けてやると交換条件を突き付けてくるあたり弱点を解って
いますね、まあ情報部の人間らしいやりかたでバレエの骨折の真相もドミニカ
教えてきたりします。

この叔父さん親族なんですが、姪にも容赦ない感じです。ドミニカの母は
この叔父が情報部の人間だという事を知っているので、ドミニカに注意するように
言うわけですが、その時は既に遅くドミニカはその時点で情報部の秘密を
知ってしまい、殺されるか諜報員となって訓練を受けるかの2択を迫られる
事態になる訳です。

ハニートラップ訓練の一環、そこに人権など存在しないです。
とここまでが映画冒頭の触りですが、この映画はスパイものとしては妙にリアルで
ロシアの怖さも伝わってきます。
これは映画を観終わってから知りましたが、レッド・スパローの原作者が
元CIAエージェントのジェイソン・マシューズという方が書いているようです。
これを観た後に知ると、あの生々しいまでのリアル感も納得できるというものです。

万人に勧められるか?

個人的には非常に楽しめた作品ではありましたが、万人に勧められるかと
言えば、決してそういう作品では無いかなと感じています。
まず諜報員という事から拷問シーンが超リアルです。もちろんその手の
専門ホラーと比べると普通の映画と言えますが、ロシア人のマシーンのように
冷徹な拷問シーンは人によっては、かなり拒否反応を示す可能性があります。
そんな拷問を受けるのは仲間であるはずのドミニカも同様なので、ロシア
怖すぎだぞ!っとなるでしょう。話もなにも通じない感じが怖すぎです。
ドミニカが受ける拷問シーンで一番ゾッとしたのがハンマーで殴られる
シーンでしょうか、また拷問するロシア人が真顔というか無表情なんで
すよね、そこまでするかよ…って感じでした。
当然ながら諜報員は国家の道具なので素っ裸になるシーンも多いですし、
言うまでも無く家族で観る映画では無いです。

まとめ

映画としては終始ドミニカが辛い状況に立たされ続けますが、
個人的に終わり方がスカッとしたので良かったです。
そして諜報対象のCIAエージェントの愛も上手に表現できていたと
思います。
それが本当の愛だったのか策略だったのかは、映画を観ている人
それぞれに解釈できそうな形でしたが、それが逆に好印象でした。
ラストに掛かってくる電話が、その辺りに答えてくれているようで
良い演出だったように思えます。
因みに原作を読んでいないので解りませんが、映画と原作のラストは
違う終わり方のようですね、機会があれば読んでみたいと思います。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

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