どうも、こぐまです(´・ω・`)
木村拓哉主演のマスカレード・ホテル観てきました。
相変わらず邦画は盛況で、公開日とはいえファーストショーでもチケット売り場
が長い列を作るくらいの混雑ぶりでした。
キムタク主演とあって女性客が多いのは予想していましたが、実際には老若男女
様々な客層で原作が東野圭吾とあって今回の映画は特別女性が多いという印象も
なかったです。
まあキムタクも既婚者でそこそこな年齢なので以前観たコード・ブルーと違い
ファンだから観るという客層はあまり居なかったのかもしれません。
そういう意味ではキムタクもアイドルというよりは、もはや俳優と言えるの
でしょう。
あらすじ
現場に不可解な数字の羅列が残される殺人事件が3件発生する。警視庁捜査一課の刑事・新田浩介(木村拓哉)は、数字が次の犯行場所を予告していることを突き止め、ホテル・コルテシア東京で4件目の殺人が起きると断定する。だが、犯人の手掛かりが一向につかめないことから、新田が同ホテルの従業員を装って潜入捜査を行う。優秀なフロントクラークの山岸尚美(長澤まさみ)の指導を受けながら、宿泊客の素性を暴こうとする新田。利用客の安全を第一に考える山岸は、新田に不満を募らせ......。
シネマトゥデイ
ホテルマンは大変だ
まあ、あらすじにもあるように、キムタクが潜入捜査官としてホテルのフロント
として潜入する訳ですが、刑事ですからホテルの従業員とは真逆の存在として
描かれていて、その導入部分は非常に面白いです。
映画冒頭とから非常識なクレーマーに対処する山岸(長澤まさみ)と、その後
登場する新田(木村拓哉)との対比が良く表現されていて今後の対立が視聴者
にもよく理解出来るようになっています。
潜入捜査とはいえ、荒くれ刑事にお客様は任せられん!と、何度も衝突しますが、
導入からそれぞれに道理があると観ている人間にも伝わるので、双方に悪感情
無く観ることが出来るのは良かったと言えるでしょう。
新田の登場シーンから解るように髭も伸ばして髪も長いという事で山岸の
指令でカットされてしまいますが、その辺りの部分は導入ということもあり
笑えるシーンです。
この映画連続殺人事件を追うという事もあり、恐怖演出もなかなか良いのですが、
笑えるシーンも多く、それも露骨に笑いを狙ったようなシーンでなく笑える
のが尚更良い印象です。
しかし、映画という事で多少誇張された部分もあるのかもしれませんが、
出てくるクレーマーがヤバイ連中が多いのが驚きます。
実際にこのようなやつは年単位では少なからずホテルに来るんでしょうが、
映画という事もあり頻繁に現れます。
こんなのを毎日相手にしていたらホテルマンは鬱になってしまいますね。
またホテル相手に恐喝を仕掛けてくる輩なんかも居たりして、それを
ホテル側はただの問題客として相手にしようとした所、刑事の直感を
発揮した新田が恐喝を仕掛けてくる罠だと見破るシーンは良かったです
伊達に刑事じゃないぞ?みたいな感じが印象的でした。
様々胡散臭い客がいて、そのどれもが犯人に見えるし味方にも怪しそうな
人間が居るのは視聴者をミスリードする感じで、最後まで犯人が解らなかった
のは良かったです。
途中のクレーマー対応の山岸の過去話なんかも新田との信頼感を深める為の
演出ではなく、しっかり伏線として機能する所なども面白いと感じました。
まとめ
今回の映画は原作未読だったので、私は問題なく楽しめました、
なんでも原作を知っている方だと主演のキムタクの年齢と原作の主人公の
年齢とイメージが違いすぎるという理由で忌避感があるようです。
しかし私は未読だったせいか、役柄にもまったく違和感が無くハマり役
と言っても問題無いという印象だったと言えるでしょう。
物語の話はほぼホテル内部で進む話なので、話の起伏は少ない物語ですが、
飽きる場面もダレる事も無く映画としては良作でしょう。
多種多様なクレーマーや問題児が登場するので、その辺りの話が意外と
飽きさせないような感じで進むのでテンポ自体は悪くないです。
ホテルも明治の高級ホテルのような雰囲気があって印象は悪くないですし
映画の事前情報を仕入れていなかったので最初は昔の時代が舞台なのかな?
なんて思う程なホテルです。(先代クラウンが登場して現代劇だと解った…)
ホテル内の物語なので驚く程こじんまりとした感じですが、俳優陣は
かなり豪華といえるレベルであまり邦画や日本のドラマを観ない私でも
解るほど名だたる顔ぶれなので、お金が掛かってそうな映画でした。
キムタクといえば前回は検察側の罪人を観て、本当にキムタクか?
と思う程圧巻の演技でしたが、今回はそのような片鱗は感じませんでした。
しかし、代わりと言ってはなんですが、松たか子の演技が圧巻で
今回の映画の功労者でしょう。
そういえば映画のラストに友情出演明石家さんまと書いてましたが、
私にはどこに出ていたのか解りませんでした。
それでは、次の記事で(´・ω・`)