どうも、こぐまです(´・ω・`)

実写映画化されたザ・ファブルを観てきました。
正直原作が好きだったので観るかどうか非常に迷いましたが、
割引券も持っていたしクソ映画でも良いかなって気持ちで
観てきました。

原作が漫画の実写映画化を邦画で再現するとエライ事に
なる確率が非常に高いのですが、この映画に関して言えば
それ程悪くはない印象です。
ただ原作がコメディ色が強いパートが多々あり、その部分を
実写で再現すると背筋が凍る程寒かったので、それが
ネガティブポイントでしょうか。

まぁこれは原作に近づけようとする原作リスペクトの
表れだと思うので、ギャグパートが滑っていても不快感には
繋がらなかったので正直ありと言えるでしょう。

あらすじ

標的を6秒以内に仕留める圧倒的な腕前から裏社会で恐れられる殺し屋、通称ファブル(岡田准一)は、ボス(佐藤浩市)から「殺し屋を1年間休業し、大阪で一般人として普通の生活を送る」というミッションを命じられる。1人でも殺したら処分されるという条件のもと、佐藤アキラという偽名を使い相棒のヨウコ(木村文乃)と兄と妹という設定で、生まれて初めて普通の生活をすることになる。

シネマトゥデイ

原作改変はあるものの全体の印象は悪くない

今回映画化された内容は原作7巻の途中までを映画化した内容となって
いましたが、大筋の流れはしっかり盛り込まれていました。
というのも原作はかなりのんびりとしたペースで話が進んで行きます。
細かい話も多いのでそれら詳細を省けば2時間映画でも十分再現可能
な内容でしょう。

個人的にヨウコが男を泥酔させる流れが原作でも好きなポイント
なんですが、正直短い時間の映画の中でこれは再現されないの
ではないかと思っていました。
しかし、オリジナル展開ながら映画冒頭からそれを入れてくれた
ので原作を尊重した映画という印象は強まりましたね。

ただ映画で再現された泥酔シーンは一部だけで
(ピスタチオを鼻に詰めるシーンは再現されていたが…)

最後のタクシーを呼ぶシーンまでは再現されなかったのは
非常に残念です。
あのタクシーまでで一連の流れなんでラストの失笑気味で
観ていた乱闘シーンを少なくして、ここに力を入れて欲しかった
のが正直な所です。

また若干のネガティブな面を挙げるとすれば原作ファンの
細かい事なんですが、主人公はファブルと劇中でも何度か
呼ばれますが原作ではそれを否定するんですよね。
ファブルってのは誰かが勝手に言い出しただけって。
細かい事かもしれませんが、些細なセリフなんで再現
して貰いたかった所です。

それと、原作も現在18巻まで出ていますが、主人公が
苦戦している事は一度もありません。
出てくる敵なすべて散歩気分で倒せるレベルだけなので
原作では無敵状態ですが、それでは流石に映画的に
面白くないと考えたのか映画のラストでは揉みくちゃの
乱闘シーンが多くて「あれ?なんの映画観に来てるんだっけ?」
と思うほど印象の異なる展開となっています。
(伝説の殺し屋のはずなんですが…めちゃくちゃ苦戦しますよ)

映画で最後に戦うフードの男なんて原作では相手にもならず
「この俺が無視された…」なんて言ってショックを受ける
程だったのですが…

まとめ

多少不満はあるものの映画としては十分面白いレベルでした
ただザ・ファブルの再現としては原作のファンである程
不満を持つ出来かもしれません。

ただその不満も些細なものだと思われますので、完成度は
悪くはないでしょう。
またコメディパートを実写でやると滑るのは鉄板なので
これについては仕方がないですね。

最後にこの映画一番の解らんポイントは主題歌に
レディーガガのBorn this wayを持ってきた事でしょう。
結構古い曲だし、差別反対みたいな左派的思想を全面に
打ち出した曲を使ってきたのが、この映画最大の謎でした。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

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