どうも、こぐまです(´・ω・`)

ホラー映画は苦手なんですが、クワイエット・プレイス観てみました。
まあ今回は洋画なんでホラーでも普通に観る事が出来るので
問題なしでしょう。(国産ホラーは後々脳内にイメージが残るので
一人暮らしの身としては辛いものがあります)

今回観たクワイエット・プレイスも多くの洋画ホラーと同じで
怖いと言うよりはビックリさせられる系等の映画と言えるでしょう。
主演はエミリー・ブラントで彼女が出演している映画としては
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」以来で久しぶりの視聴と
なりますが、年齢の割にちょっと老けたような気もします。
まあ映画毎に役作りなんかもあるし気のせいでしょう。

ホラー映画として

ホラー映画としては恐怖演出は少ない映画と言えるんじゃないで
しょうか。
予告篇で観たとおり物音を立てると未知の怪物が襲ってくる
というものですが、最初の登場シーンが映画の冒頭からと言う事も
あり、そのシーンも明るい場所で襲われるので最初から化物の
姿も見えるし、「なるほど、これからこんな化物に襲われる映画な
んだな」と理解するには十分なシーンですが、同様のシーンは
映画を通しても少なくて割と淡々と話が進んでいきます。

物語の進行としては、その化物に襲われない為に、ある一家が
物音を立てないように日常生活をしている模様が写されている
だけで、恐怖演出の出番は圧倒的に少ないです。
因みに物音と立てると化物が襲ってくるという設定なので
登場人物は手話で会話する事になりますが、映画自体無音で
進行する箇所がとても多いので、けっこう眠くなります。
ホラー映画を観ていて眠くなるというのは初めての経験ですが、
一応無音も映画の根幹に関わってくる演出の1つになっている
と思われるので、これについてはまあ良いんじゃないでしょうか。

突っ込み所が多すぎる

ホラー映画としてあまり怖くないというのは、ある種致命的と
いえるかもしれませんが、そんな問題が些細なものと思える
程突っ込み所の多い映画でしたね。
上映時間も実際の物語部分では90分にも満たない内容にも
関わらず、物語の冒頭から終わりまで終始突っ込んでいました。

まあ全ての突っ込み所を挙げ連ねて行くのはキリがないという
感じですから、ある程度にしておきますが、それにしても
端々の詰めの甘さが見える映画と言えるでしょう。

冒頭の風邪なのか体調不良の長男を連れて荒廃したスーパー
マーケットから映画が始まりますが(そこで薬を探している)
自分で歩けないような体調の長男を抱えてまで店に来るなよ
とか(自宅で寝かしておけば良いのに…)
その店からの帰り道で5歳になるかどうかの次男を一番後方で
親の目が届かない位置で歩かせるとか、両親が様々気を使って
居るシーンが多いなか、危険地帯で子供から目を離すという愚行が
違和感ありまくりです。

また怪物の聴力にも疑問が残ります。
自宅で手話を使って話声も怪物に気づかれるという状況を
冒頭から観る事になりますが、明らかそれ以上の物音が
なっているだろう状況もあるのに怪物が襲ってこないので
かなりご都合主義的な映画にも見えてしまいます。
自宅で物を落としてガラスが割れただけで、超速で化物が
自宅を襲撃する程の聴力を持っているかと思えば、目の前で
悲鳴を上げても、赤ちゃんが泣いても別の大きな音が他方で
鳴ると、目の前の獲物には見向きもせずに、そちらに寄って
行くというのは如何にもご都合主義的でした。
(まあ赤ちゃんが泣くシーンでは流れる水の奥に隠れている
ので滝の裏では、どんだけ大きな叫び声をあげても怪物には
解らないという設定を利用しているのでしょうが、明らかに
無茶設定です)

それに、ちょっとした地下で入口がマットレスで隠れている
だけなのに怪物には聞こえないから大丈夫なんていう
シーンにも違和感があります。
なにせ相手はどこか遠くて鳴るガラスの割れる音や
人間の話声でも敏感に察知するというのに、地下とは
いえ入口にマットレスを敷くだけで、その音が解らなく
なるのであれば、たいした聴力を有していないという
事にもなるので矛盾が多いです。

一番私が「んなアホな」って感じたのが上述の赤ちゃんに
繋がりますが、映画冒頭では赤ちゃん居ないんで明らかに
劇中の時間内で赤ちゃんを仕込んでいるんですよね。
物音すら立てられない状況でどうやって?とかそんな状況でも
我慢できなかったのか?とかコンコンとこの両親に説教
したくなる気持ちにさせられました。
しかも映画の冒頭で次男が怪物に殺されているのに、
そんな気持ちになるんですねって白けた目を向けてしまうのも
仕方がないでしょう。

また怪物についてですが、映画のラストでショットガン的な
物で(銃については良く解らないですが…)一撃で殺します。
ヘッドショットとはいえ、そんなもので一撃死させられるので
あれば、米軍負けないでしょうと言う疑問も湧いてきます。
まあ映画ではどれだけの規模の怪物が現れたのか詳細は解りませんが
世界規模で起こっている自体のようです。
ショットガン一撃で死ぬ怪物相手に…

まとめ

この映画批評家の中ではかなりの高評価だったようなのですが、
専門家の感性だと、また違った映画に見えたのでしょう。
私には手放しで称賛できる映画ではないと感じたので、その
評価には疑問が残ります。(まあ素人には解らないものかも
しれませんが)

同じようにホラー映画で物音を立てられないという設定の映画に
「ドント・ブリーズ」という映画がありましたが呼吸する事すら
憚られるという意味ですが、まさにそんな感じの映画で、
敵は爺さん一人ですが、クワイエット・プレイスで出てくる怪物
より遥かに凶悪だったので、ホラー映画としてはそちらの方が
よりホラーしていると言えるでしょう。

まあ今回の映画が面白くなかったかと聞かれれば、そんな事は
無くそこそこ楽しめたという評価ですが、期待値程楽しませて
くれなかったのは確かです。
映画冒頭の感じは「アイ・アム・レジェンド」のような荒廃した
町並みが観れたので、期待値が高まったのですが、街に居るのは
映画冒頭だけで、以降は田舎のぽつんと一軒家で話が進むので
話はこじんまりとしているので話の起伏がないのも欠点の
一つでしょう。
ただ上映時間が短いので途中で飽きたりすることは無いかと
思われます。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

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