どうも、こぐまです(´・ω・`)
このところ毎週のように映画を観に行っていますが、観たいと思える
映画の公開が続いている事は良い事でしょう。
そして今回観た映画ですが、伝統のサメ映画です。
まあ映画に詳しい方なら、もはやサメ映画と聞いただけでB級映画臭が
してくると思いますが、もちろん私もそうだろうと思いながら観に行って
きました。
しかし今回の映画アメリカ、中国の合作映画でかなりの中国マネーが
注ぎ込まれているようで、所謂大作と呼ばれる映画と比べては少ないで
しょうがB級映画とは言えない製作費だったので映画自体は映像から
キャスト含めてけっこうリッチな作品でした。
ただ意外だったのが主演がジェイソン・ステイサムだった事で、
ジェイソン・ステイサムといえばムキムキの肉体を武器に悪者を殴って
蹴って、銃で撃ってと、とりあえずステイサムが出会いがしらに悪者を
殴っておけばオッケーみたいな役どころが多かった印象なので、
「いったい人間のステイサムがサメ相手に何が出来るのか…?」なんて
思っていましたが、そこはステイサム主演の映画、安定のマッチョぶりと
強さでサメとも肉弾戦でオッケーみたいな活躍ぶりでした。
あらすじ
地球で最も深い海とされるマリアナ海溝以上の深海が発見され、探査チームが最新の潜水艇で調査に乗りだす。チームは世紀の発見に沸き立つが、突如巨大な何かの襲撃を受け、動けなくなってしまう。深海レスキューダイバーのジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)が助けに向かうと、200万年前に絶滅したはずの超巨大ザメ、メガロドンが出現する。
意外とB級じゃなかった
いや割と映画中盤からはB級臭はするんですが、映画全体としては
B級映画を観ているという感覚は無かったです。
映画の中でサメがメガロドンってむちゃくちゃデカイサメだって判明
しても、シャーク・ケージ・ダイビングするシーンでは、「んな無茶な!」
って思ったりステイサムがサメのヒレに発信器を打ち込むシーンなんかも
B級的クレイジーなシーンなんですが、主演のステイサムのコメディ役者的
演技で違和感なく観る事ができました。
ただ全体として映像が安っぽくないので、恐怖シーンではけっこう怖いと
思うシーンも多いですから映画全体を通してみるとB級映画とは言えない
出来だと言えるでしょう。
それでも映画の前半と後半ではかなり映画の雰囲気が変化してきて、
前半は純粋な恐怖映画として進んでいきますが、中盤から後半にかけては
かなりなんでもありな展開になってきますから、B級映画的雰囲気もあります。
もし評価をするならB+級映画か、A-級映画と言った所でしょうか。
しかしこのようなストーリーの考察等要らない映画は単純に楽しめて
いいですね。
中国マネーが入っているが
中国マネーが入っているので演者に中国人のキャストが多く参加している
のは当然ですし舞台設定からも必然と言えます。
しかし私が公開前に心配していたのが中国共産党のプロパガンダ映像のような
映画になっていたら嫌だな~なんて思いながら観ていましたが、そのような
表現が見当たらなかったので中国だから…という事で回避するような事は
必要ないでしょう。
まあ映画の冒頭で登場人物の一人が反捕鯨活動をしていたなんて発言を
した時には「あ、これヤバイ映画かも…」なんて思いましたが私の観ている
限り偏った思想を押し付けるような映画ではなかったと感じました。
映画冒頭のサメの襲撃で日本人研究者が犠牲者となりましたが、その扱いは
悪くなく、自ら仲間を守る為の犠牲になったという形で観ていて、まったく
不快なものではなかったです。(しかし海外の映画で日本語を聞くと、おっ!
日本語だ!って感動してしまいましたね)
ロマンがある映画
人類は宇宙にまで行く事が出来てますが、深海は未だに未知の世界です。
今回の映画のメガロドンはその深海の更に下に雲のような層があり、
その下には温暖な海があるという設定でそこにメガロドンが生き残って
居たという話で進んでいきますが、この手の話はUMA(未確認動物)
の話なんかが好きな人にはたまらない設定なんじゃないでしょうか。
かく言う私も巨大なワニの写真とか巨大蛇とか本物か偽物か解らない
ような写真を見るのも好きなんでこの手の巨大生物物は大好物と
言えるでしょう。
また劇中で出てくる潜水艇も「これ現実にあるのか!?」という
ようなものが出てくるので観ていて飽きさせない展開が多いです。
特に冒頭と終盤で出てくる一人乗りの潜水艇はまるでスターウォーズに
出てくる戦闘機のようで終盤はサメとその潜水艇でドッグファイトする
ので「この映画なんでもありだな!」っていうB級臭に一役かっています。
まあ映像がリッチな分B級臭は薄いですが。
まとめ
なんでもこの映画は歴代のサメ映画で興行収入ナンバー1だったジョーズを
抜かしてトップになったとの事で批評家の予想を覆しているようです。
期待していなかったせいか私も予想を覆される面白さで嬉しい誤算だった
と言えるでしょう。
終り方も私が好みのハッピーエンドで終わるので、観終わって帰る時の気分は
爽快です。
正直中国人は嫌いではないですが、中国共産党はヤバイ奴らだと思っている
ので中国との合作と聞いて見る前は映画自体にあまり良い印象がなかった訳で
クソつまらん映画だったらボロクソ言ってやろう、偏った思想を押し付ける
映画なら扱き下ろしてやろうと心の準備をしてから行ったので肩すかしにあって
しまいましたが、まあそれは良い事でしょう。
しかしキャストにクリフ・カーティスが出演していますが、クリフ・カーティスが
出ている映画で最初に観た映画が、ザ・グリードの悪役だったのでどうにも
出てくる度に悪者にしか見えません。
いや、善玉の役をしている事も多いので偏見なんですが、最後には裏切るんじゃ
ないかとハラハラしていますが、今回も良いヤツでした。
それでは、次の記事で(´・ω・`)