どうも、こぐまです(´・ω・`)

キングスマン:ゴールデン・サークル公開しましたね。
楽しみにしていた映画の続編なので、ちょっと贔屓目で観てしまう事に
なりましたけど、客観的に観たとしても概ね前作みた人なら楽しめる
良い続編だったと思いましたね。

ただ映画としては前作を観ていなくても、なんとなく理解できるような
構成になっていますが、楽しむという観点だと前作の視聴は必須である
と感じましたね。
この点は新規の方にはネガティブポイントとなるでしょう、もし劇場に
足を運ばれるのなら前作の予習をしておくことをお薦めします。

正直予習をしているかしていないかで、その評価が大きく変わる映画だと
言えるでしょう。私自身は前作も観ているので高評価の印象でしたが、
ゴールデン:サークルが初めての方だと映画の半分以上は楽しめず、
ただちょっとアクションが派手で残酷シーンの多い映画という評価に
なるのではないでしょうか。

あらすじ

謎の組織「ゴールデン・サークル」によって、ロンドンにある高級スーツ店を隠れみのにしたスパイ組織「キングスマン」の根城がつぶされてしまう。残ったのは、以前スカウトされて腕を磨いたエグジー(タロン・エガートン)と、教官でありメカ担当のマーリン(マーク・ストロング)だけだった。二人は敵を追い、同盟組織の「ステイツマン」の協力を求めてアメリカへ渡る。

私の考えるキングスマンの魅力の一つには、やはり個性的過ぎる敵役の
存在ではないかなと思います。
前作のサミュエル・L・ジャクソン演じるヴァレンタインも地球環境の為に
人類を削減しようとしたり、血を見ると吐いてしまったりと、敵役としては
かなりぶっ飛んだキャラクターでしたが、今回もヤバイ奴が用意されていました。

サイコパス過ぎるジュリアン・ムーア

今回の一番の功労者が敵役である麻薬組織ゴールデン・サークルのボス
ポピーを演じたジュリアン・ムーアではないでしょうか。
物語冒頭からかなりぶっ飛んだ演出を見せられるので、ポピーのサイコっぷりを
観る事ができます。
例えばミスを犯した部下をミンチにして、その肉でハンバーガーを作って
部下に振る舞う狂いっぷりで、今回の敵もかなりヤバイ奴だなと思った瞬間
でしたね。
しかもカンボジアのジャングルの中にポピーランドという、50年代の
ダイナーを模した町並みが作られているのが不気味でいい感じでした。
ダイナー(アメリカのプレハブ式レストラン、街にはボウリング場など
50年代の風景で満たされている)

予習が必須だと思う要素

前作を観ているのが必須と思われる要素が今回幾つかあります。
まず予告篇で登場するのでネタバレにもならないと思いますが、
前作でヴァレンタインに頭を撃たれて死んだと思われていたキングスマンの
エージェントハリーがご都合主義の塊のような技術で生きていたりします。
ただ、そんな訳あるか!と思いつつも、二人の再会が涙を誘うような演出で
前作のファンの人ほど感慨深いシーンなのではないでしょうか。
因みに今回も「マナーが人間を作る」でお馴染みの酒場での乱闘シーンが
用意されています。

今回の映画で最大のサプライズであり、もう一つ予習が必須だと思う
要素が前作でヴァレンタインに拉致監禁されていたスウェーデン王女の
ティルデがエグジーの恋人として登場する事です。
前作はチョイ役で登場していただけに、これは予想外過ぎて度肝を
抜かれましたね。
前作の序盤とラストでちょっと顔を見せただけのキャラクターでしたが
今回はメインヒロインとして再登板していました。
まあ前作のラストが印象的だったので良く覚えているキャラでしたが、
言葉を濁して言うなら、助けてくれたら、ソドミーさせてあげるってやつですね。
この二人の関係性も物語の主な目的として働くので、キャラが立っていたので
高評価の部分に当ります。

要所々々で笑わせにくる映画

キングスマンはスパイ映画ですが、コメディでもあるので各所で笑わせに
きます。事件が解決するまで泣くなといったヤツが酒飲んで大泣きしたり、
発信器を敵に仕掛ける時の秘密道具が人間の粘膜に設置する必要がある為
所謂下の口から発信器を仕込む時も壮大な音楽が流れたり。
ここでこの選曲!?っていう笑いが起きます。
因みにエルトン・ジョン(本人役)も登場していてポピーに誘拐されて
ピアノを弾いている役ですが、エルトン・ジョンも要所々々お笑い要員として
登場してきます。

ネガティブな要素として

概ね満足な映画だったのは間違いありませんが、期待値が高かった為
肩すかしを食らった要素もあります。
中でも今回から登場した、キングスマンと同盟関係のアメリカのスパイ
組織ステイツマンが出てきます。
そのメンバーにチャニング・テイタムが演じるテキーラというキャラが
出てきますが、予告編ではチャニング・テイタムが活躍しそうな感じに
なっていますが、その出番は予告編でほぼ全てだと言っても過言では
ないでしょう、それ位出番がなかったです。
チャニング・テイタムをあの程度の役で贅沢に使ったとも言えますが、
ちょっと残念な要素でした、ただ次回作での活躍が示唆される終わりかた
だったので、次回作に期待ですね。

また今回は重要キャラクターが命を落とすシーンも多くありますが、
ハリーの件があるので、どうにも次回作でまだ出てくるんじゃないだろう
かという思いがあり、命を落とすシーンでも悲しくありません。
これは多少ネガティブ要素かもしれませんね。

磨きのかかったアクション要素

今回は息つく間も無い程、展開が早くて観ていても飽きる事も中弛み
する事もないんじゃないかと思う程テンポがよかったですね。
物語冒頭数秒で始まるカーチェイスやアクションを詰め込んだシーンは
前作よりかなりパワーアップしていましたし、スパイ映画に必要な
改造車なんかも出てくるので、その辺りの満足感は高いでしょう。

この映画ならではと言える、人間真っ二つのようなシーンも当然
今回も導入されています。一応暴力表現という事になるんでしょうが、
内容がシリアスという程でもないのでエンターテイメントの一部として
そのようなシーンが苦手な方でも不快感なく観る事が出来るのでは
ないでしょうか。

まとめ

予習の必要な要素が多い為、新規の方がふらっと観に行って
楽しめるかは疑問の余地がありますが、映画としては及第点だと
言えるでしょう。
また今作ではハル・ベリーもステイツマンの一人として登場しますが、
もう50代になるのに若いですね、化粧のおかげなのか日々の摂生の
おかげなのか解りませんが、X-MENに出ていた当時並みに若かったです。

ラストの終わり方も「マナーが人間を作る」を体現するように
エグジーの成長物語もここまで来たか!と言うような終わり方で
前作の不良少年を最初から追っかけてきた視聴者程、感慨深い
ラストなのではないでしょうか。
多少の不満点を覆す満足感があるので、前作とセットでなら
かなりお勧め出来る一本となっているようです。

それでは、次の記事で(´・ω・`)

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